スタッフによる日々徒然です。

1月
26
2016

1920~2010年代 所蔵工芸品に見る 未来へつづく美生活展
9035
マルセル ・ブロイヤー《肘掛け椅子》1922‐24年頃

■  開催日 : 2015年12月23日(水)~2016年2月21日(日) 
                10:00~17:00
■  場 所:東京国立近代美術館 工芸館
     東京都千代田区北の丸公園1-1
■  U R L :http://www.momat.go.jp/cg/
     exhibition/longing_for_modernity/

いま、改めて丁寧な「暮らし方」に注目が集まっています。素材や技法に心を尽くし、丹念に作られた工芸作品には、時代を越えて私たちの生活を折り目正しく保つことができるように促す力が備わっているようです。日本人の暮らし方が大きく変化するなかで、先人たちはどのような「暮らし」を思い描き、身の回りの器や家具にこのような丁寧さ、丹念さをこめてきたのでしょうか。

今回、近代から現代の工芸作品に改めて向き合い感じることは、モダンという名の未知への強い憧れが全体を通底しているのではないかということです。暮らしに近い工芸作品だからこそ、憧れがより濃く現れているのかもしれません。

本展では、1930年代・40年代の当時における生活を垣間見させるような絵画作品も交え、所蔵作品を中心とした約140点を展示。
明治以降、工芸作品に受け継がれている几帳面さ、季節感、素材による表情の豊かさ、また挑戦的な表現などに焦点をあて、現代の私たちの美学のルーツとなった、心地よい時間を特集します。

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